キッティングは派遣会社に依頼すべき?費用相場やメリットなどを解説

キッティングは派遣会社に依頼すべき?費用相場やメリットなどを解説

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大量のキッティング作業が控えており、派遣会社に業務を依頼しようか迷っていませんか。

専門人材を短期間で活用できるため、不足している社内のリソースを効率的に補うことができます。一方で、費用相場や必要な準備などが不透明で、派遣会社への依頼に不安を抱いている方も少なくありません。

そこで、本記事では以下の内容について解説します。

  • キッティング派遣の概要と費用相場
  • キッティングを派遣会社に依頼するメリット・デメリット
  • キッティングで派遣会社の活用が適しているケース
  • キッティングを依頼する派遣会社の選び方
  • キッティングを派遣会社に依頼するときの注意点

あわせて、派遣会社が自社のニーズにあわない場合の代替手段として、フリーランスの活用が適している理由も解説します。ぜひ参考にしてください。

キッティング派遣とは|PCの一括設定を派遣会社に依頼すること

キッティング派遣とは、企業が派遣会社を通じて専門スタッフを確保し、業務端末の一括設定を依頼するサービスのことです。大規模なPC入れ替えやオフィス移転のときに、社内の人員だけでは対応しきれないケースで活用されています。

仕事内容

派遣スタッフが担当する主な仕事は、PCのセットアップから動作確認、配送準備までの一連の作業です。具体的な作業内容は以下のとおりです。

作業カテゴリ

作業内容

OS・ソフトウェアのインストール

  • WindowsやMacなどのOSのインストール
  • Officeソフトやメールソフトなどのアプリケーション導入

ネットワーク設定

  • 社内ネットワークへの接続設定
  • ドメイン参加
  • ユーザーアカウントの作成

セキュリティ対策

  • ウイルス対策ソフトのインストール
  • ファイアウォール設定
  • 暗号化設定など

周辺機器の設定

プリンター、モニター、キーボードなどの接続・動作確認

最終チェックと準備

  • PCの正常動作確認
  • 資産管理用ラベルの貼付配送・設置の準備

ドキュメント作成

  • 作業報告書の作成
  • 設定内容の記録
  • トラブル対応や管理用のドキュメント整備

派遣スタッフは、基本的なPCセットアップから高度なセキュリティ設定、ドキュメント作成まで幅広い業務を担当します。単なる設定作業だけでなく、企業のIT環境を支える重要な役割を担っています。

費用相場

キッティング派遣の費用相場は1日あたり平均約33,387円となっています。8時間の作業を想定した場合の目安で、時給に換算すると4,173円程度です。

ただし、派遣スタッフのスキルレベルや経験年数によって料金は変動するうえに、都市圏は地方都市と比べて人件費が高い傾向にあります。また、派遣料金にはスタッフ本人への給与だけでなく、社会保険料や雇用保険料といった福利厚生費、さらに派遣会社へのマージンが含まれます。

関連記事:インフラエンジニア派遣の単価相場|採用メリットや失敗を防ぐ対策も解説

契約形態

キッティング派遣の契約形態には、主に3つのタイプが存在します。それぞれの特徴は以下のとおりです。

契約形態

概要

メリット

登録型派遣

プロジェクト期間のみスタッフを派遣してもらうな形態

  • 必要な期間だけ人員を確保できる
  • 無駄なコストがかからない
  • 契約更新や人員追加が柔軟に
      対応可能

紹介予定派遣

スタッフを正社員として直接雇用することを前提とした派遣契約

  • 優秀な人材を実際に働いてもらい
      ながら見極められる
  • 採用のミスマッチを防げる

無期雇用派遣

派遣会社の正社員として雇用されているスタッフを派遣してもらう形態

  • スタッフのモチベーションが高い
  • 安定した雇用環境にあるため長期
      的な視点で業務に取り組んでくれる


派遣契約の期間は、プロジェクトの規模によって数週間から数か月が一般的ですが、状況に応じて契約更新や人員追加も柔軟に対応可能です。契約を結ぶときは、労働者派遣法に基づいた適切な契約内容になっているか、作業範囲や責任の所在が明確かを確認しましょう。

より詳細な比較データが必要な場合は、ぜひ下記のリンクから資料をダウンロードしてみてください。


【派遣・業務委託・SES】インフラエンジニア契約形態比較表

インフラエンジニアの契約形態を理解できていないと、十分な成果が得られなかったり、トラブルにつながったりする恐れが。 本資料では、そんなインフラエンジニアの契約形態について比較・解説します。

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関連記事:インフラエンジニアを派遣会社で採用するメリット|他の契約との違いも解説

キッティングで派遣会社を活用するメリット

キッティング作業で派遣会社を活用すると、必要な期間だけ専門人材を確保でき、社員は本来の業務に集中しやすくなります。とくに大規模なPC入れ替えプロジェクトでは、派遣の活用が成功の鍵を握ることがあります。

派遣会社を活用する主なメリットは以下のとおりです。

  • 必要な期間だけ人員を確保できる
  • 専門人材を活用できる
  • 社員がコア業務に集中できる

必要な期間だけ人員を確保できる

派遣のメリットは、繁忙期や大規模プロジェクトのときだけ人員を増やせる柔軟性です。

キッティングでは、オフィス移転や新拠点立ち上げなど、短期間に大量のPC設定が必要になるケースが多くあります。派遣スタッフであれば、数か月といった必要な期間だけ活用し、プロジェクト完了後は契約を終了できます。また、派遣会社と相談すれば契約の範囲内で人員の調整も可能です。

季節や事業サイクルにあわせて人員を調整できることで、中長期的なコスト削減効果も期待できるでしょう。

専門人材を活用できる

派遣会社が紹介するスタッフは、事前にスキルや経験を確認済みの即戦力人材です。

派遣会社は登録スタッフに対して定期的な技術研修を実施しており、PCやネットワーク、セキュリティ設定など幅広い知識をもっています。ディレクトリサービスへの参加やVPN設定といった専門的な作業も、経験豊富な派遣スタッフならスムーズに対応できるでしょう。

また、作業中に予期せぬトラブルが発生した場合でも経験に基づいた適切な対処ができるため、キッティングのミス・遅延リスクが下がります。

採用活動や教育研修にかける時間とコストを節約しながら、高品質な作業を実現できます。

社員がコア業務に集中できる

派遣スタッフにキッティングを依頼することで、社員は本来の重要な業務にリソースを割くことができます。

情報システム部門の社員には、システム開発、インフラ運用、セキュリティ対策といった専門性の高い業務が本来の役割として与えられています。しかし、大規模なPC入れ替えが発生すると、重要業務を後回しにしてキッティングに追われることも珍しくありません。

派遣スタッフにキッティングを任せれば、社員は通常業務を継続でき、企業全体の生産性が改善されます。

キッティングで派遣会社を活用するデメリット

キッティングを派遣会社に任せることで、コア業務への集中や契約期間の柔軟性などさまざまなメリットを得られますが、以下のようなデメリットもあります。

  • コストが負担になる可能性がある
  • セキュリティリスクがある
  • 業務理解に時間がかかる

デメリットも正確に把握することで適切に派遣会社を活用することができます。

コストが負担になる可能性がある

派遣活用は時給換算では正社員より高額になるケースが多く、とくに小規模プロジェクトでは費用対効果が低くなるかもしれません。

派遣料金には、スタッフ本人への給与だけでなく派遣会社へのマージンも加算されます。さらに、交通費が別途請求される場合や残業が発生したときの割増料金も適用されます。小規模なキッティング作業であれば、社内で対応した方が総コストを抑えられる可能性が高いです。

予算を見積もるときは、キッティングの生産性向上と費用感を総合的に評価しましょう。

セキュリティリスクがある

派遣スタッフが社内システムや機密情報にアクセスすることで、情報漏洩や不正アクセスのリスクが発生します。

キッティングでは、管理者権限をもつアカウントやネットワーク設定情報、社員の個人情報など、重要なデータを扱う場面が多くあります。万が一、派遣スタッフが情報を外部にもち出したり紛失したりすれば、企業の信用問題に発展しかねません。

セキュリティリスクを最小化するためには、派遣会社との間でNDA(機密保持契約)を締結しましょう。派遣スタッフに対して作業開始前にセキュリティ教育を実施して、情報の取り扱いルールや禁止事項を伝えることも大切です。

業務理解に時間がかかる

派遣スタッフは社内の業務フローや企業文化を理解していないため、最初の数日間は説明や質問対応に工数がかかります。

企業ごとに独自のシステム環境や設定ルール、社内用語が存在し、派遣スタッフにとっては初めて触れる内容ばかりです。作業手順書を事前に準備しておけば説明の手間を減らせますが、作成自体にも一定の時間がかかります。

また、派遣スタッフから作業中に細かな質問が次々と出てくることもあるため、担当者は通常業務と並行して対応しなければなりません。デメリットを軽減するには詳細な作業手順書を用意し、丁寧なオリエンテーションを行うことが効果的です。

キッティングで派遣会社の活用が適しているケース

キッティングにおいて派遣会社の活用が効果を発揮するのは、大規模で期限が厳しく、専門スキルが求められるプロジェクトです。自社のリソースだけでは対応困難な状況こそ、派遣を選択すべきタイミングと言えます。

派遣の活用が適しているケースは主に以下の3つです。

  • 大規模なPC入れ替えを控えている
  • 期限が厳しく短期集中での作業が必要
  • 専門スキルが必要で教育コストをかけられない

大規模なPC入れ替えを控えている

数百台規模のPCをキッティングする場合、派遣の活用が適している可能性が高いです。

情報システム部門の社員が数名程度の企業では、数百台のキッティング作業を通常業務と併行するのは現実的ではありません。とくに、納期が厳しかったりスキル不足の社員が対応したりすると、通常業務に支障をきたす恐れがあります。

派遣スタッフを活用すればチームで効率的に作業を進められるため、短期間で大量のキッティングを実現できるでしょう。大規模プロジェクトでは、作業の標準化と品質の均一化も重要になるため、経験豊富な派遣スタッフの技術が生かされます。

期限が厳しく短期集中での作業が必要

新オフィスの開設日や移転日などの期日が迫っている場合も、派遣の活用は有効です。

たとえば、オフィス移転計画は全社的なプロジェクトであり、移転日が1日でも遅れると、不動産契約や引越し業者の手配、取引先への連絡など、あらゆる面で影響が出ます。また、基幹システムの更改期限や新サービスの開始日にあわせてPC環境を整える必要がある場合も、遅延は認められないでしょう。

派遣スタッフであれば、必要に応じて土日や夜間のシフトにも柔軟に対応してもらえるため、スケジュールを前倒ししやすくなります。作業が想定より遅れた場合でも、追加の派遣スタッフで対応することも可能です。

期限厳守が求められる重要プロジェクトでは、多少コストがかかっても派遣活用による安心感と確実性を優先する価値があります。

専門スキルが必要で教育コストをかけられない

ネットワーク設定やドメイン参加といった知識が必要な作業では、専門スキルのある派遣スタッフを活用することが効率的です。社内に専門人材がいない場合、ディレクトリサービスの設定やVPN接続、複雑なセキュリティポリシーの適用などは、未経験者にとって難易度が高いかもしれません。

一方、派遣スタッフは過去に何十台、何百台ものキッティング経験があり、初日から高度な設定作業をこなせる人材もいます。複雑な設定や特殊な機器への対応が必要な場合でも、経験に基づいて適切に対処できるため、トラブルが発生しても迅速に解決できるでしょう。

一時的な作業のために教育コストをかけられない状況では、専門スキルをもつ派遣スタッフの活用が合理的です。

キッティングで派遣会社を選ぶポイント

派遣会社の質もさまざまなので、自社の要件を満たしているか確認することが重要です。信頼できる派遣会社を見極める主なポイントは、以下のとおりです。

  • 取引実績
  • 派遣スタッフの教育体制
  • 担当営業との相性
  • 複数の派遣会社から相見積もりを取得

取引実績

キッティング分野での実績が豊富な派遣会社を選びましょう。

派遣会社の公式サイトや営業資料を確認し、設立からの年数や年間の派遣実績数などをチェックしましょう。とくに、大手企業や同業他社での導入事例があるかが重要です。

また、継続取引率が高い派遣会社は顧客満足度が高く、リピート依頼が多いと言えます。類似規模のプロジェクト経験があるかも確認しましょう。

顧客満足度や評判については、公式サイトの導入事例だけでなく口コミサイトやSNSでの評価も参考にすると、より実態が見えてきます。

派遣スタッフの教育体制

派遣会社がスタッフに対してどのような教育を実施しているかが、作業品質を左右します。

優良な派遣会社は、登録スタッフに対して定期的な技術研修を実施しており、WindowsやMacの最新バージョン、ネットワーク設定の基礎から応用まで幅広く学べる環境を整えています。セキュリティ教育やコンプライアンス研修も重要で、情報漏洩のリスクを抑えるための知識を身につけているかも重要です。

また、品質管理とフィードバックの仕組みが整っていれば、派遣先からの評価をもとにスタッフの改善が行われ、次回以降さらに高品質なサービスが期待できます。教育体制がしっかりしている派遣会社を選ぶことで、作業品質の向上とトラブルの防止につながるでしょう。

担当営業との相性

派遣会社の担当営業との相性が良いかどうかは、プロジェクト全体の進めやすさに直結します。

初回の問い合わせで、メールや電話のレスポンスが早くて丁寧な対応をしてくれるなら、信頼関係を築きやすいです。傾聴力も重要で、予算や期間、作業内容のバランスを考えた適切な提案をしてくれるかがポイントです。

たとえば「150台を2か月で完了させたいが予算は限られている」と伝えたときに、人数や期間の調整案を複数提示してくれる営業担当なら、問題解決能力が高いと言えます。

トラブルが発生したときの迅速な対応と誠実さも見極めたいポイントです。万が一派遣スタッフのミスで遅延が発生した場合でも、素早く代替案を提示してくれる営業担当なら安心と言えます。

複数の派遣会社から相見積もりを取得

1社だけで決めてしまうと、料金やサービス内容が適正かどうか判断できないため、複数社から相見積もりを取ることをおすすめします。

相見積もりを取るときは、料金、サービス内容、派遣スタッフのスキルレベル、サポート体制などを総合的に比較することが重要です。契約条件や柔軟性の違いも重要で、契約期間の途中で人員を追加できるか、急な延長に対応してもらえるかといった点を確認しておきましょう。

また、アフターフォロー体制や保証内容についても「万が一派遣スタッフのミスで再作業が必要になった場合、追加費用なしで対応してもらえるか」といった条件を事前に確認しておくと安心です。

キッティングで派遣会社を利用するときの業務の進め方

優良な派遣会社と契約しても、事前準備が不十分だとキッティング計画に支障をきたすかもしれません。ここでは、キッティングで派遣会社を利用するときの業務の進め方を解説します。

事前準備を徹底して作業効率を上げる

派遣スタッフが高い作業効率でキッティングに従事できることが重要です。

まず、PC本体はもちろん、必要なソフトウェアのインストーラーやライセンスキーを事前に揃えておきましょう。ライセンス不足で作業が滞ると、派遣スタッフの待機時間分の費用が追加でかかってしまいます。

マスターイメージ(※1)やクローニングツール(※2)を準備しておけば、1台ずつ手作業で設定する必要がなくなり、作業時間を大幅に短縮できます。

作業スペースとネットワーク環境の整備も忘れずに行い、派遣スタッフが快適に作業できる広さと電源、LANケーブルを確保しましょう。詳細な作業手順書とチェックリストを作成しておくことで、派遣スタッフへの説明時間を最小限に抑え、品質の均一化を実現しやすくなります。

(※1)マスターイメージ:OSやアプリケーション、各種設定を完了したPCのひな形
(※2)クローニングツール:設定済みのPCの内容を一括コピーして他の端末に適用するツール

閑散期や平日昼間の作業を依頼する

キッティング派遣の料金は時期や時間帯によって変動するため、依頼のタイミングを工夫するとコストを削減できます。

企業の決算期やオフィス移転が集中する時期は、派遣スタッフの需要が高まる傾向にあります。一方閑散期は余裕があり、料金交渉がしやすくなるかもしれません。スケジュールに余裕をもたせて閑散期に依頼することで、同じ作業内容でも総コストを抑えられる可能性があります。

また早期の依頼で、経験豊富な派遣スタッフを優先的に確保できるメリットもあります。繁忙期直前では、スキルの高いスタッフがすでに他社に押さえられていることも少なくありません。

期限に調整の余地がある場合、閑散期や平日昼間を中心にキッティングを依頼すると良いでしょう。

作業範囲を明確化して無駄な工数を削減する

派遣スタッフに依頼する作業と自社で行う作業を明確に切り分けることで、無駄なコストと手戻りを防げます。たとえば、PCの物理的な配送や設置は自社で対応し、派遣スタッフには設定作業のみを依頼するといった役割分担を決めることが重要です。

作業範囲外の依頼をすると追加費用が発生するため、契約時に作業内容を細かく確認しましょう。成果物や完了基準を具体的に定義し「動作確認が完了してラベルが貼られた状態で納品」といった明確なゴールを設定します。

契約書や仕様書で作業内容を文書化することで、認識の齟齬を排除することができます。作業開始後も、定期的な進捗確認ミーティングを設け、認識の違いを早期に発見・修正しましょう。

キッティングで派遣以外に有効な外注先

派遣会社を活用することで効率的にキッティングを進められるでしょう。しかし、導入規模や契約の柔軟性などを踏まえると、派遣会社への依頼が適さない可能性もあります。

ここでは、派遣会社以外にキッティングを依頼する場合の主な委託先を紹介します。

キッティング代行

キッティング代行は専門業者に作業を委託できるサービスで、自社での作業管理や場所の提供が不要です。

派遣との違いは、業者の作業場所でキッティングを一括して実施し、完成品を納品してもらえる点です。自社で作業スペースの確保が不要なため、社員が派遣スタッフの管理や質問対応に時間を費やす必要もなくなります。また、専用の設備とノウハウをもっているため、短納期かつ大量導入の案件に適しています。

ただし、社内のネットワーク環境に接続して設定する必要がある場合や、セキュリティ上の理由でPCを外部にもち出せない場合は不向きです。細かな設定変更が発生したときに即座に対応しにくいというデメリットもあります。

関連記事:キッティング代行とは?メリットや活用が適しているケースなどを紹介

SES

SESはシステムエンジニアリングサービスの略で、技術力の高いエンジニアを準委任契約で確保できる仕組みです。

提供されるエンジニアは技術力が高く、キッティングだけでなくプロジェクト全体の技術支援や開発業務にも対応できます。単純なPC設定だけでなく、複雑なネットワーク構築やトラブルシューティングといった技術的な課題解決に強みを発揮します。

ただし、SESは派遣と異なり企業側に指揮命令権がないことに注意が必要です。作業の進め方や優先順位について細かく指示したい場合は、派遣の方が適している可能性が高いです。

関連記事:インフラエンジニアのSES採用とは?フリーランスとの比較も解説

フリーランス

フリーランスは特定の企業や組織に所属せず、業務委託契約を結んで案件を遂行する人材のことで、近年注目されています。

メリットは柔軟な契約形態と料金交渉が可能な点で、小規模案件や緊急対応に適しています。たとえば、10台から20台程度の小規模キッティングや急に1人だけ追加で人手が必要になった場合に、フリーランスは素早く対応してくれるでしょう。

派遣会社のマージンや正社員雇用のような福利厚生費、社会保険がかからないため、同じ予算でより高いスキルをもつ人材を確保できる可能性があります。

ただし、個人との直接契約になるためスキルや信頼性の見極めが重要です。過去の実績やレビュー、ポートフォリオを確認して、面談でお互いのミスマッチがないか擦り合わせましょう。人材の確保に自信がない場合は、信頼できるフリーランスエージェントに相談するのも有効です。

関連記事:インフラエンジニア案件をフリーランスに業務委託する方法とメリットを解説

キッティングをフリーランスに依頼するならクロスネットワークにご相談を

本記事で解説したように、キッティングを派遣会社に依頼すれば以下のようなメリットが得られます。

  • 必要な期間だけ人員を確保できる
  • 納期が厳しい作業でも短期間で完遂できる
  • キッティングに精通した人材をピンポイントで活用できる

一方、導入規模が小さく契約の柔軟性を考慮すると、派遣会社に依頼するメリットが小さくなるケースもあります。自社のニーズに派遣会社がマッチしないときは、契約の柔軟性やコストメリットに優れたフリーランスの活用を検討しましょう。

とくにセキュリティ設定やネットワーク構築などのスキルが求められるセットアップでは、インフラエンジニアのスキルが不可欠です。

クロスネットワーク

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サービス資料でわかること
  • クロスネットワークの特徴
  • クロスネットワークに登録しているインフラエンジニア参考例
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喜多村道秋
記事を書いた人
喜多村道秋

新卒で大手インフラ企業に入社。約12年間、工場の設備保守や運用計画の策定に従事。 ライター業ではインフラ構築やセキュリティ、Webシステムなどのジャンルを作成。「圧倒的な初心者目線」を信条に執筆しています。

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