ITインフラの安定稼働においてサーバーの運用は重要な課題です。とくに近年はDXの推進やクラウド化も進み、より高度な技術をもつサーバーエンジニアの需要が高まっています。
一方で、ハイスキルなサーバーエンジニアは人材獲得競争が厳しいのが現状です。未経験者や新卒を育成して補完できないか検討している企業も多いでしょう。
そこで、本記事ではサーバーエンジニアの育成ロードマップとカリキュラム作成のポイント、失敗を避ける方法などを解説します。あわせて、即戦力を確保する手段としてフリーランスが有効な理由も解説するので、参考にしてみてください。
サーバーエンジニア育成が求められる背景と重要性
サーバーエンジニアの内部育成は、現代のIT業界において重要な経営課題となっています。
IT業界全体で深刻な人材不足が続く中、特にサーバー領域の人材確保は年々厳しさを増しています。即戦力の採用競争が激化し、獲得コストも高騰している今、自社で育成する体制を整えることが長期的な競争力につながります。
この章では、サーバーエンジニア育成が求められる背景について、以下のポイントを解説します。
IT業界における深刻なサーバーエンジニア不足の現状
サーバーエンジニア育成がチーム強化につながる理由
クラウドやDXの推進により、サーバーエンジニアの需要は今後も増加し続ける見込みです。内部育成に取り組むことで、自社の技術基盤を安定させ、長期的な競争力を確保できます。
IT業界における深刻なサーバーエンジニア不足の現状
2025年以降もIT人材不足は拡大する一方で、特にインフラ領域の人材確保が極めて困難な状況にあります。経済産業省が発表したIT人材需給の試算結果によると、IT人材の不足数は2030年には最大で約79万人に達すると予測されています。
▲出典:IT人材需給の試算結果|経済産業省サーバーやネットワークといったインフラ領域は特に深刻で、経験者の採用競争が激化しており、即戦力エンジニアの獲得コストも年々上昇しています。
若手エンジニアは開発系に流れる傾向があり、サーバーエンジニアを含むインフラエンジニアには人が集まりにくいという問題も存在します。
下の画像は、社会インフラシステムの企画・設計などを手掛ける株式会社ブレイバンステクノロジーズが実施したITエンジニア志望者の「インフラエンジニア」に対する意識調査です。未経験転職での志望職種で「開発系エンジニア」が41.9%である一方で、「インフラエンジニア」は32.1%に留まっています。
▲出典:ITエンジニア志望者の「インフラエンジニア」に対する意識調査|PR TIMES外部から人材を確保しにくい現状を踏まえて、サーバーエンジニアの育成計画を立てる必要があります。
サーバーエンジニア育成がチーム強化につながる理由
育成を通じてチーム内に技術ノウハウが蓄積され、組織全体の技術力向上を見込めます。
育成プロセスそのものが財産として組織に残り続けるため、複数のメンバーがサーバーに関する業務を担えるようになり、属人化が解消されます。また、育成文化の定着によりメンバーの成長意欲とエンゲージメントが高まるという副次的な効果も期待できるでしょう。
サーバーエンジニアの仕事内容と求められるスキル
サーバーエンジニアの育成を始める前に、まず「どんな仕事をする職種なのか」をしっかり理解しておくことが重要です。
サーバーエンジニアの役割は設計・構築・運用・保守と多岐にわたり、段階的にスキルを習得していく必要があります。Linux OSやネットワーク、クラウド技術など、幅広い知識が求められる職種ですが、未経験者でも運用・監視業務から始めて着実にステップアップさせることができます。
この章では、サーバーエンジニアの仕事内容と必要なスキルについて解説します。育成計画を立てるときの重要な基礎知識なので、ここで押さえておきましょう。
サーバーエンジニアの役割と業務範囲
サーバーエンジニアは、さまざまなサーバーの設計・構築・運用を担当する専門職です。
具体的には、企業のサイトを公開するためのWebサーバーや社内外のメール送受信を管理するメールサーバー、顧客データや業務データを保管するデータベースサーバーなどを扱います。
これらのサーバーは企業のビジネスを支える重要なインフラなので、下表のように各工程で重要な役割を担います。
業務範囲の分類
業務カテゴリー | 具体的な業務内容 |
設計・構築 |
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運用・保守 |
|
上記のように幅広い業務があるからこそ、サーバーエンジニアには段階的な育成が求められています。
関連記事:【企業向け】サーバーエンジニアの仕事内容|他職種との違いも徹底解説
設計・構築・運用・保守の各工程で必要なスキル
サーバーエンジニアに必要なスキルは、下表のように設計・構築・運用・保守の各工程で異なります。
工程 | 必要なスキル |
設計 |
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構築 |
|
運用・保守 |
|
未経験者の育成では、比較的取り組みやすい運用・保守から始めて、徐々に構築・設計へとステップアップさせていくのが有効です。
関連記事:サーバーエンジニアのスキルセットとは?クラウド領域における必要性も解説
Linux・ネットワーク・クラウド技術の重要性
サーバーはOSやネットワーク、クラウド環境とも密接な関係にあるため、深い理解が必要です。
とくに、Linuxサーバーは世界でも圧倒的なシェアを誇っており、不可欠な知識と言えます。The Business Research Company社の調査によると、LinuxOSの国際シェアは2024年から2029年の間で約2.45倍に増加するとの試算を出しています。
▲作成参考:Linux Operating System Global Market Report 2025|SQ Magazine
ネットワーク知識もサーバー設計や障害対応に不可欠で、TCP/IPの仕組みやサブネット、ルーティング、DNSといった基礎知識が必要です。
そして、重要性が高まっているのがクラウド技術で、従来のオンプレミス環境から初期コストが低く柔軟性の高いクラウドに移行する企業が増えています。とくに近年はAWS・Microsoft Azure・Google Cloudなどのパブリッククラウドサービスの普及により、クラウド上でサーバーを設計・構築・運用できる人材が求められています。
サーバーエンジニア育成のロードマップ
未経験者を一人前のサーバーエンジニアに育てるには、段階的なステップを踏むことが効果的です。いきなり難易度の高い業務を任せると挫折につながるため、運用・監視→構築・設計→上流工程へと着実に難易度を上げながら経験を積ませることが成功の鍵となります。
ここからは、具体的な育成ロードマップを3段階に分けて解説します。
【初級】運用・監視業務から始める育成ステップ
サーバーエンジニアの育成は運用・監視業務から始めるのが一般的で、未経験者でも数か月程度で基礎を固めることが可能です。
まずは、ZabbixやDatadogといった監視ツールの使い方とアラート対応の基本を習得させます。次に、サーバーの再起動やログ確認などの定型作業を経験させ、並行して閲覧系のLinuxコマンドを実務で使えるように教育します。
この段階では「完璧を目指さず、まずは経験を積むこと」を重視し、失敗を恐れずに挑戦できる環境を整えることが大切です。
【中級】構築・設計スキルを伸ばす育成ステップ
中級段階では、仮想環境やクラウド環境でのサーバー構築を実践させることでスキルの向上を期待できます。
Oracle VirtualBoxやAWSなどで実際にサーバーを立ち上げる経験を積ませましょう。本番環境ではないため失敗しても影響が少なく、何度でも試行錯誤できます。
Linuxコマンドやシェルスクリプトの作成スキルも重要で、要件定義から基本設計までの上流工程にも参加させることで、設計思想も学ぶことが可能です。
【上級】一人前のサーバーエンジニアへの育成ステップ
上級段階まで到達すれば、クライアントとの要件定義を任せることができます。この段階では技術力だけでなくコミュニケーション能力やビジネス視点も重要です。
複数台構成のサーバー設計や、パブリッククラウドサービスを活用した環境構築スキルを習得させましょう。
最終的にはチーム内での技術共有や後輩指導も担当できるよう育成し、中核人材として活躍できる人材を目指します。
サーバーエンジニア育成のポイント
効果的な育成カリキュラムは、座学と実践のバランスを取り、段階的に難易度を上げることが重要です。座学だけだと知識が定着しにくく、実践だけだと体系的な理解が不足してしまうため、両方をバランスよく組み合わせる必要があります。
ここからは、実践的な育成カリキュラムの作り方について解説します。
育成計画を立てる前に確認すべきポイント
育成計画を立てる前の重要なポイントを確認しておくことが、育成成功の鍵を握っています。
まず、育成対象者の現在のスキルレベルと経験を正確に把握することから始めましょう。「Linuxコマンドは使えるか」「クラウドの基礎知識はあるか」といった具体的な項目をチェックします。次に、チームとして半年後・1年後など時期を決めて必要なスキルセットを明確にし、ゴールから逆算した育成計画を立てます。
そして、育成に割ける時間とリソース(OJT担当者の工数、予算等)を現実的に確認しておくことが欠かせません。
関連記事:サーバーエンジニア採用で確認すべき資格12選|評価基準と重要性も解説
実務を通じた効果的なOJT
「やってみせる→説明する→やらせてみる→評価する」の4ステップを繰り返すことが、最も効果的なOJT方法です。
まず、教える側がサーバーの設定変更やログ確認といった作業を実演し、次になぜその手順が必要かを解説します。そして本人に作業をさせて、最後にできたことを認めつつ改善点をフィードバックします。
加えて、サーバー再起動やバックアップ確認などの定型作業はマニュアル化し、本人が自分で判断・実行できる環境を整えることも重要です。定期的な振り返りで継続的な成長サイクルを回していきましょう。
社内勉強会で技術力を底上げする方法
定期開催する社内勉強会は、チーム全体の技術力を底上げする効果的な方法の一つです。
メンバーが持ち回りで講師を担当することで、教える側も学ぶ側も成長できます。テーマを決めるときには、新しい監視ツールの使い方や過去のサーバー障害の振り返りなど、実務に直結した内容を選びましょう。
継続的な勉強会を通じてチーム内の知識の偏りを解消し、業務の属人化を防ぐ体制を構築することができます。
社員のモチベーションを維持しながらサーバーエンジニアを育成する方法
モチベーション管理は、サーバーエンジニアを育成するうえで重要な要素の一つです。技術の習得だけに注力してメンバーの心理状態や意欲を軽視すると、途中で挫折や離職につながってしまいます。
個々の理解度の違いを認め、それぞれに合わせたペースと目標設定を行うことが成功のポイントです。ここからは、モチベーションを維持しながら育成を進める具体的な方法を解説します。
育成中によくある課題とモチベーション低下の原因
育成中のモチベーション低下には典型的なパターンがあり、事前に把握しておくことで対策が打ちやすくなります。
よくあるのが「自分だけ理解が遅い」と感じることによる自信喪失です。他の社員と比較して成長速度が遅いと感じると、ネガティブな思考に陥ってしまうリスクがあります。
とくにサーバーエンジニアの分野は、Linuxコマンドやネットワークなどの専門知識が必要です。初学者にとって理解が難しい内容も多いため、途中で意欲を喪失する人も少なくありません。
さらに深刻なのが、質問しづらい状況ができたり失敗を過度に責められたりすることです。心理的安全性が保てない状況は、学習意欲を削ぐ要因となりえます。
課題を認識し、早めに対処することが育成成功の鍵となります。
理解度のばらつきに対応する個別フォローの方法
1on1のような機会で進捗と課題を確認し、個別にサポートする時間を確保することも効果的な対策です。
技術的な質問だけでなく「今困っていることはないか」「モチベーションは保てているか」といったメンタル面も丁寧にヒアリングします。
理解が遅いメンバーには別途補習時間を設け、個々のペースで理解を深めさせましょう。たとえば「Linuxコマンドの基礎が不安」という社員には、追加の指導時間を設けてコマンド一つ一つの意味を一緒に確認していくのが効果的かもしれません。
また、得意分野と苦手分野を見極め、チーム内で補完し合える体制を構築することも重要です。他メンバーとの比較を避け「先月と比べてこれができるようになった」と過去の本人と比較した評価が自信につながります。
小さな成功体験を積ませるマイルストーン設定
おおきな目標を細かく分割し、短期間で達成できる目標を設定することも、モチベーション維持の効果的な手段です。
たとえば「初心者の状態から1年で自社サーバーを構築する」という目標は遠すぎるかもしれません。「第1〜2週:基本的なLinuxコマンドを10個覚える」「第3〜4週:監視ツールの画面操作ができる」といったように細分化します。
LinuCやAWS認定などの資格も明確な達成感を得られるマイルストーンなので、積極的に活用しましょう。
定期的なフィードバックと目標設定の重要性
定期的なフィードバック面談を実施し、成長を可視化することも継続的なモチベーション維持に有効です。
教育担当や上司は本人にできていることを先に伝え、改善点は具体的な行動で示すよう伝えます。たとえば「サーバーの監視作業は完璧にできている。次はアラートが出たときの初動対応を練習しよう」といった具体的なフィードバックが効果的です。
次の期間の目標は一緒に設定し、本人の納得感を得ることも重要です。「次の2週間でどのLinuxコマンドを覚えたいか」「どんなサーバー運用スキルを身につけたいか」と本人の意見を聞きながら決めることで、より強い責任感とコミットメントが生まれることを期待できます。
チーム全体で育成をサポートする体制づくり
OJT担当者だけに任せず、チーム全体で新人をサポートする文化を醸成すれば、短期間での育成を実現しやすくなります。
まず大切なのが、メンバー全員が質問を歓迎し、気軽に相談できる雰囲気を醸成することです。
次に重要なのが、定期的にチームで育成状況を共有し、課題があれば複数人で解決策を考えることです。「Linuxの質問はAさん」「クラウド運用に関する相談はBさん」といったように、分野ごとに尋ねる相手を分散させるのも効果的です。
また。チームメンバーが持ち回りで「今週のメンター」を担当するローテーション制も効果的です。育成対象者はさまざまな視点からアドバイスを受けられ、ベテラン全員が教える経験を積めます。
サーバーエンジニア育成でよくある失敗例と対処法
サーバーエンジニアの育成ではさまざまな課題に直面するため、よくある失敗パターンを事前に把握しておくことで問題を未然に防げます。
ここからは、育成現場でよく起こる失敗パターンと具体的な対処法について解説します。
詰め込みすぎて挫折させてしまうケース
OJT担当者に過剰な負担がかかる
座学と実践のバランスが取れていない
詰め込みすぎて挫折させてしまうケース
「早く戦力にしたい」という焦りから短期間に多くを教えすぎてしまうのが、典型的な失敗例です。
本人の理解度を超えたペースで進めると、消化不良と自信喪失を招きかねません。たとえば、Linuxコマンドの基礎も不安定なのに、いきなりシェルスクリプト作成やサーバー構築を任せてしまうケースです。
具体的な対処法の例を以下の表にまとめました。
対処法 | 具体的なアクション |
理解度に合わせたペース配分 | 1on1で理解できなかった部分をヒアリングし、不十分なら次に進まない |
定期的な理解度確認 | 「自分の言葉で説明してみて」とアウトプットさせる |
基礎の反復 | 同じ内容を角度を変えて繰り返し学習させる |
育成対象者にとって必要なことを見極め、教える内容の優先順位を付けることが重要です。
OJT担当者に過剰な負担がかかる
OJT担当者が通常業務と育成の両立で疲弊することも想定されます。担当者が忙しすぎると育成に十分なリソースを割けなくなり、新人が気軽に相談できなくなる可能性があります。
効果的な対処法は以下のとおりです。
OJT担当者の通常業務を減らす:育成期間中は業務量を明確に調整する
チーム全体でサポート:「Windows Serverの質問はAさん」「AWSの質問はBさん」といったように、分野ごとに教わる相手を分散させる
定期的な担当者フォロー:マネージャーが担当者の悩みを早めにキャッチアップする
育成マニュアルやFAQを整備:サーバーでよくある質問をまとめて担当者の負担を軽減する
OJT担当者の負担管理がスムーズな育成に直結します。
座学と実践のバランスが取れていない
座学ばかりだと知識が定着せず、また実践に重点を置きすぎると応用が効かず成長が頭打ちになる可能性があります。効果的な対処法は、Off-JTで基礎をインプット→OJTで実践→振り返りのサイクルを回すことです。
フェーズ | 内容 | 期間目安(例) |
Off-JT | Linuxの基礎理論やネットワークの仕組みを外部研修や資格勉強で学習 | 1〜2週間 |
OJT | 学んだコマンドやサーバー設定を実際の業務で使う | 2〜3週間 |
振り返り | つまずいた部分を復習し理論を再確認 | 週次 |
たとえば「ファイル権限の理論」を学んだ後、実際にchmodコマンドで権限を変更してみるなどして、理論と実践の相乗効果を狙いましょう。本質と実務のバランスが取れることで、知識・スキルの定着を期待できます。
育成以外でサーバーエンジニアを確保する主な方法
育成には時間がかかるため、緊急性が高い場合は即戦力の確保も並行して検討しましょう。育成と外部人材の活用を組み合わせることで、短期と長期の両面から人材不足に対応しやすくなります。
ここからは、育成以外でサーバーエンジニアを確保する方法として、以下の3つの選択肢を解説します。
即戦力人材を中途採用する
派遣・SESを活用する
フリーランスと業務委託契約を結ぶ
即戦力人材を中途採用する
経験豊富なサーバーエンジニアを正社員として採用すれば、即座にプロジェクトに投入でき、技術力の底上げにもつながります。
メリットは、自社の長期的な技術力養成を見込めることです。他社で培った経験・知識をノウハウとして蓄積しやすいうえに、応募者の企業文化への順応も期待できます。未経験者や若手社員にとっても良い見本であるため、社内全体でエンジニアの育成機運が醸成されるでしょう。
一方で、採用までに数か月と長期間を要するケースがあることに注意が必要です。加えて、ハイスキルなサーバーエンジニアは市場での需要が高いため、正社員は採用が難航しやすいことに留意しましょう。また、人件費が固定化されることにも注意が必要です。
関連記事:インフラエンジニアの中途採用は難しい?即戦力人材を迅速に獲得するコツを解説
派遣・SESを活用する
人材派遣会社やSES(システムエンジニアリングサービス)から技術者を受け入れる方法も、柔軟な人材確保の手段として有効です。SESとは、IT企業が自社のエンジニアを顧客企業に提供し、技術的にサポートするサービスのことです。
派遣・SESの特徴は、人手不足が発生しそうなタイミングで工数を安定的に確保できることです。複数人のエンジニアを確保できるため、リソースがおおきく不足する局面で有効です。
一方で、エンジニアはSES・派遣会社の都合で割り当てられることもあるため、スキルにばらつきが生じるリスクがあります。また、エンジニアの給与に加えて中間マージンが上乗せされることにも注意しましょう。
派遣とSES、業務委託の違いについて詳しく知りたい方は、下の資料も参考にしてみてください。各採用手段のメリットや契約ごとに適したシーンが体系的にまとめられています。無料で入手できるので、ぜひダウンロードしてみてください。

関連記事:インフラエンジニアのSES採用とは?フリーランスとの比較も解説
関連記事:サーバーエンジニアを派遣会社で確保するメリット|契約の注意点も解説
フリーランスと業務委託契約を結ぶ
フリーランスのサーバーエンジニアと業務委託契約を結ぶことも、有効な選択肢です。
おおきなメリットは、特定分野のスペシャリストを必要なときだけ活用できることです。たとえば「Linux環境の構築に強みがある人材が欲しい」「クラウドへの移行経験が豊富なエンジニアが必要」といったように、ピンポイントでスキル・経験を指定できます。
また、数日から数週間のスポット依頼も可能で、業務内容に応じて報酬を柔軟に設定できる利点もあります。
注意点は、フリーランスによって得意分野が異なることです。自社の人材要件を満たしているか精査するために、過去に携わったサーバー構築・運用などの実績を確認しましょう。可能であれば、面談に加えてスキルテストを行うことをおすすめします。
関連記事:フリーランスのサーバーエンジニアと契約するメリット|正社員との違いも解説
優秀なサーバーエンジニアを確保するならクロスネットワークがおすすめ
本記事では、企業におけるサーバーエンジニアの重要性と育成のロードマップ、カリキュラムの作成ポイント、失敗を避ける方法などを解説しました。
効果的に育成するためには、設計・構築・運用の各ステップで適切な指導をする必要があります。また、指導を受ける側のモチベーション管理も重要です。「過度な詰め込み指導をしていないか」「成功体験を積ませる工夫ができているか」などもチェックしましょう。
一方で「社内に指導できる人材が不足しており育成に注力できない」といった企業もいるかと思います。
そこで有効なのがフリーランスの活用で、必要に応じて高度な専門スキルを活用できる面から注目されています。フリーランスのサーバーエンジニアをお探しなら、ぜひクロスネットワークにご相談ください。
クロスネットワークでは、サーバー領域に強みをもつエンジニアを1500名以上の厳選されたフリーランス人材から、ニーズに合わせて最適な即戦力人材を最短即日でご提案、最短3日でのアサインも可能です。
「自社にサーバー運用の知見を蓄積したい」「クラウドやDXなど関連分野に強みのある人材が欲しい」といったお悩みにも業界に精通したコンサルタントが案件内容をヒアリングし、最適な採用要件をアドバイスします。
また、週2〜3日からの柔軟なアサインも可能です。
詳細なサービス内容については、無料ダウンロードが可能なサービス資料をご覧ください。
- クロスネットワークの特徴
- クロスネットワークに登録しているインフラエンジニア参考例
- 各サービスプラン概要
- 支援実績・お客様の声
新卒で大手インフラ企業に入社。約12年間、工場の設備保守や運用計画の策定に従事。 ライター業ではインフラ構築やセキュリティ、Webシステムなどのジャンルを作成。「圧倒的な初心者目線」を信条に執筆しています。
